シンポジウム「“展覧会カタログ”を斬る」開催のお知らせ(国立新美術館)
国立新美術館は、アートセンターの役割を果たす新しいタイプの美術館として、美術に関する情報や資料の収集・調査研究・公開・提供を事業の柱のひとつに掲げています。
これまでも、アートライブラリーの「話のたね」コーナー(資料担当職員のお薦め本紹介)や「資料展示」(別館特別資料閲覧コーナー所蔵資料紹介)、美術館ニュースの「書架のあいだから」(資料をテーマにしたエッセイ)で、こうした美術資料の価値や意義、利用の仕方を発信してきました。
そして、昨年度からは、資料の創り手の側にいた方々や資料の研究者を順次お招きし、資料に関連する講演会やシンポジウムを開始しました。昨年度は美術雑誌をテーマとした連続講演会を行いましたが、今年度は、当館の所蔵資料の核(約8万冊)である展覧会カタログに焦点を当てたシンポジウム「“展覧会カタログ”を斬る」を開催したいと思います。作り手、使い手、それぞれの立場から“展覧会カタログ”とは何かを語っていただき、“展覧会カタログ”のこれからを考えてみます。
皆さまのご参加をお待ちしています。
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■日 時 : 2011(平成23)年12月4日(日) 13:00から17:00まで
■会 場 : 国立新美術館 3F講堂
■定 員 : 260名(先着順、事前申込不要) 聴講無料
■プログラム
12:30 開場
13:00 開催趣旨説明
13:10 講演1「大学(院)の美術研究と展覧会カタログ」
今橋映子氏(東京大学大学院教授)
―『日本の美術展覧会開催実績』を編んで」 中島理壽氏(美術ドキュメンタリスト)
14:15 休憩
14:30 講演3「展覧会の記憶をかたちにする」
近藤一弥氏 (グラフィック・デザイナー、東北芸術工科大学教授)
15:05 講演4「展覧会企画と展覧会カタログ」
平井章一(国立新美術館情報資料室長・主任研究員)
15:35 休憩
15:40 討議「展覧会カタログのこれから」
今橋映子氏+中島理壽氏+近藤一弥氏 司会・平井章一
17:00 終了(予定)
問い合わせ先 TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)