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講演会シリーズ「美術雑誌と戦後美術―創り手たちの証言 第6回 グローバリゼーション時代のアートメディア 小崎哲哉氏(元『ART iT』編集長)長」のお知らせ

国立新美術館で行う、下記の講演会をご案内させていただきます。

当館所蔵の美術雑誌をテーマにした連続レクチャー「美術雑誌と戦後美術―創り手たちの証言」。最終回となる今回は、『ART iT』を取り上げます。

日本初の和英バイリンガルの美術雑誌『ART iT』は、東京のカルチャーシーン、ひいては日本のアートシーンを海外に伝える国際的なメディアとして、2003年に創刊されました。

創刊1周年を機に、サブタイトルを「ART in Tokyo and Japan」から「ART in Japan and Asia」へ、2周年目には「Art in Japan and Asia-Pacific」へと変え、その内容も、日本だけにとどまらずアジア全域、さらにはアジア-パシフィックのアート界のニュースや展覧会情報へと発展していきました。
2006年には、日々刻々たるアートシーンの変動に常に敏感に反応し、よりリアルタイムなメディアへと進化するべく、紙媒体からWeb配信へと完全に移行し、大きな話題となりました。

この『ART iT』の元編集長、小崎哲哉氏からお話を伺い、「美術雑誌」の未来像について示唆を得たいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。


日 時 : 2010年12月12日(日) 14:00〜15:30(開場は13:30)
講 師 : 小崎哲哉氏(元『ART iT』編集長)
聞き手 : 平井章一(国立新美術館 情報資料室室長・主任研究員)
会 場 : 国立新美術館3F 講堂 http://www.nact.jp/
定 員 : 120名(先着順、事前申込不要) 聴講は無料です。

小崎 哲哉 (おざき てつや)氏 略歴
1955年東京生まれ。1989年、都市型文化情報誌『03 TOKYO Calling』(新潮社)の創刊に副編集長として参画。1994年に小崎哲哉事務所を設立。1996年、インターネット・ワールド・エキスポ、日本ゾーンテーマ館「センソリウム」のエディトリアル・ディレクション担当。1999年、日英バイリンガルのカルチャー・ウェブマガジン『REALTOKYO』(http://www.realtokyo.co.jp)を、2003年にはアート雑誌『ART iT』(2009年6月よりWeb配信へ移行)を、2007年には『REALKYOTO』(http://www.realkyoto.jp)を創刊、編集長を務める。2010年、アートイットを退社。京都造形大客員教授。現在、「東京アートポイント計画」の一環として「TOKYO ART RESEARCH LAB」で「【「見巧者」になるために】批評家・レビュワー養成講座」を、また「3331 Arts Chiyoda」のスクーリングプログラム「ARTS FIELD TOKYO」で「東京の仕掛人たち」を開講中。企画にCD-ROMブック『マルチメディア歌舞伎』(アスキー、1995年)、写真集『百年の愚行』(Think the Earthプロジェクト、2002年)などがある。