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講演会「シリーズ 美術雑誌と戦後美術―創り手たちの証言 第3回 企業文化の発信地として 芦野公昭氏(元『アールヴィヴァン』編集者)」のお知らせ

 国立新美術館で行う、下記の講演会をご案内させていただきます。


 今年2月にスタートし、毎回好評をいただいている当館所蔵の美術雑誌をテーマにした連続レクチャーですが、第3回目は、かつて池袋にあった西武美術館が発行していた『アールヴィヴァン』を取り上げます。


『アールヴィヴァン』は1980年に創刊し、1989年に36号をもって終刊するまで、現代美術の最先端やそのルーツとなる20世紀初頭の動向を対象に、時代と表現との関わりを洞察する特集で知られた美術雑誌(正確には「西武美術館友の会」の会報誌)でした。


当時編集に関わられた芦野公昭氏をお招きして、編集方針やエピソードなどをうかがいながら、企業が文化活動に意欲的に関わった1980年代に『アールヴィヴァン』が果たした役割やその後に与えた影響について考えます。


皆様のご参加をお待ちしています。


タイトル: 企業文化の発信地として(第3回 美術雑誌と戦後美術―創り手たちの証言)
日 時 : 2010年6月20日(日) 14:00〜15:30(開場は13:30)
講 師 : 芦野公昭氏(元『アールヴィヴァン』編集者)
聞き手 : 平井章一(国立新美術館 情報資料室室長・主任研究員)
会 場 : 国立新美術館3F 講堂 http://www.nact.jp/
定 員 : 120名(先着順、事前申込不要) 聴講は無料です。


芦野公昭氏(あしの・きみあき)氏 略歴
1947年東京生まれ。1970年早稲田大学第一商学部卒業。1971年から1975年滞仏。1975年西武美術館開館に合わせて設立されたニューアート西武の常務取締役となり、書店「アール・ヴィヴァン」「ストア・デイズ」などの運営にあたる。1979年リブロポート設立に美術書担当役員として参加、エゴン・シーレアンドリュー・ワイエスなどの画集を手掛ける。1997年西武百貨店の文化事業撤退を機に株式会社ニューアートディフュージョン設立。表参道にナディッフを設け、東京都現代美術館東京都写真美術館東急文化村などに出店。2007年ビル取り壊しに伴いナディッフ閉店。2008年に恵比寿に「ナディッフ アパート」開店。現在、ニューアートディフュージョン取締役/店主


問い合わせ先 TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)