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2018年4月2日、「美術図書館横断検索」サイトをリニューアルします

 美術図書館連絡会(ALC: Art Libraries' Consortium)は、2018年4月2日(月)に「美術図書館横断検索」(https://alc.opac.jp/)サイトをリニューアルいたします。


 今回のリニューアルでは、利用者の皆様により快適に横断検索をご利用いただくため、システムやデザインを全面的に刷新いたします。株式会社ブレインテックのサイト構築・管理体制のもと、バックグラウンドに株式会社カーリルの超高速横断検索API「カーリル Unitrad API(カーリル・ユニトラッド・エーピーアイ)」を採用し、従来に比べて圧倒的に高速で安定した横断検索が実現しました。同技術が、美術という専門分野に特化した専門図書館間の連携に採用されるのは今回が初めてです。これにより、美術情報資源の共有を一層推し進め、美術および関連分野の調査研究を強力に支援してまいります。
 美術図書室に特有の展覧会カタログや美術書、美術雑誌の検索に、新しい「美術図書館横断検索」をぜひご活用ください。


■サイト・リニューアルのおもな点
・横断検索の高速化。
・デザインの一新。
・全件検索に加え、美術図書館を特徴づける資料種別である「展覧会カタログ」などの切り口で検索対象を絞り込む「展覧会カタログ・図書」「雑誌」の画面を設置。
・検索結果に対し、「タイトル」「著者名」「出版年」などの項目ごとに表示順を操作する機能を追加。
・検索結果に対し、「展覧会カタログ」といったキーワードや所蔵館を切り口にした表示切替え機能を追加。


■美術図書館連絡会とは
 美術図書館連絡会(ALC: Art Libraries' Consortium)は、美術分野における情報資源を共有し調査研究の推進を図ることを目的に結成された国内美術図書館のコンソーシアムです。東京国立近代美術館東京都現代美術館横浜美術館の3館により結成され、2004年3月1日に各館蔵書の一括検索を可能にする「美術図書館横断検索」サイトを公開しました。この美術図書館横断検索の開発と公開が評価され、2007年6月に第1回野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会推進賞を受賞。横断検索システムの提供と共に、自館の展覧会カタログを刊行後速やかに他の加盟館へ送付し、展覧会期中に他館での閲覧サービスに資する「展覧会カタログ等の即時寄贈プログラム」も行っています。
 2018年3月31日現在、加盟館は下記9館を数えます。


美術図書館連絡会 加盟館 (*50音順、2018年3月1日現在)
     神奈川県立近代美術館 美術図書室
     国立新美術館 アートライブラリー
     国立西洋美術館 研究資料センター
     東京国立近代美術館 アートライブラリ、工芸館図書閲覧室、フィルムセンター図書室
     東京国立博物館 資料館
     東京都江戸東京博物館 図書室
     東京都現代美術館 美術図書室
     東京都写真美術館 図書室
     横浜美術館 美術情報センター